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ROCKET AF temporary interruption
結論 心房細動患者において,経口抗凝固療法の一時中断はよくみられた。リスク期間(一時中断期間および治験薬再開の30日後まで)における脳卒中/全身性塞栓症は0.4%,重大な出血は0.9%に発症したが,いずれもrivaroxaban群,warfarin群間に有意差を認めなかった。

目的 心房細動患者において,長期抗凝固療法中の一時中断はよくみられるが,一時中断と転帰の関連についてはあまり検討されていない。本解析では,ROCKET AFのサブ解析として,一時中断*の理由,一時中断を要する患者の特性および抗凝固療法と転帰の関連について検討した。ROCKET AFの有効性の主要評価項目:脳卒中または全身性塞栓症。安全性の主要評価項目:重大な出血および重大ではないが臨床的に問題となる出血の複合。
*:すべての理由による3日以上の治験薬の中止(オープンラベルの抗凝固療法への移行は含まず,30日以内の治験薬再開は含める)。
デザイン ROCKET AF は無作為割付,二重盲検,event-driven試験。NCT00403767。
セッティング ROCKET AF は多施設(1,178施設),45ヵ国。
期間 無作為割付期間は2006年12月18日~2009年6月17日。
対象患者 14,236例(治験薬を1回以上投与された症例)。ROCKET AF対象の非弁膜症性心房細動患者のうち,治験薬を1回以上投与された症例。
【除外基準】-
【患者背景】年齢中央値は一時中断例73歳,治験薬を1回以上投与された症例全体73歳。各群の女性36.5%,39.7%。心房細動の病型:持続性80%,81%,発作性19%,18%。ビタミンK拮抗薬投与経験64.6%,62.4%。平均CHADS2スコア3.41,3.47。脳卒中既往50.2%,54.7%。
治療法 ROCKET AF はrivaroxaban群,warfarin群に無作為割付。
追跡完了率
結果

●評価項目
一時中断は4,692例(33%;rivaroxaban群2,165例,warfarin群2,527例),7,555件(rivaroxaban群3,393件,warfarin群4,162件),期間は中央値5日であった。一時中断の理由は,外科的/侵襲的手技施行39.7%,非出血性有害事象24.8%,出血性有害事象13.2%。
一時中断例の患者背景は,治験薬を1回以上投与された症例全体と同様であった。
ブリッジング療法の使用および薬剤選択は担当医の裁量とされたが,431例/483件(一時中断の9.2%/6.4%)で行われた。薬剤は98.6%が低分子量heparin,期間は中央値6日であった。ブリッジング療法実施の有無によるリスク期間(一時中断期間および治験薬再開の30日後まで)における有効性の主要評価項目の発症率は,同程度であった(実施例0.17% vs. 非実施例0.37%)。安全性の主要評価項目は,数値的には実施例のほうが多かった(4.83% vs. 3.02%)。
リスク期間におけるイベント発症率は,rivaroxaban群,warfarin群で同程度であった。
有効性の主要評価項目:rivaroxaban群0.30% vs. warfarin群0.41%,HR 0.74,95%CI 0.36-1.50,p=0.40。
安全性の主要評価項目:3.33% vs. 3.00%,HR 1.12;0.85-1.47,p=0.43。
重大な出血:0.99% vs. 0.79%,HR 1.26;0.80-2.00,p=0.32。
死亡:0.17% vs. 0.18%,HR 0.93;0.34-2.56,p=0.89。

●有害事象

文献: Sherwood MW, et al.; ROCKET AF Investigators. Outcomes of Temporary Interruption of Rivaroxaban Compared With Warfarin in Patients With Nonvalvular Atrial Fibrillation: Results From the Rivaroxaban Once Daily, Oral, Direct Factor Xa Inhibition Compared With Vitamin K Antagonism for Prevention of Stroke and Embolism Trial in Atrial Fibrillation (ROCKET AF). Circulation 2014; 129: 1850-9. pubmed
関連トライアル AMADEUS, ARISTOTLE, ARISTOTLE major bleeding, ARISTOTLE previous stroke/TIA, COMPARE, dabigatran,rivaroxaban,apixabanの間接比較, EINSTEIN-DVT and EINSTEIN-Extension, ENGAGE AF-TIMI 48, ENGAGE AF-TIMI 48 cerebrovascular events, ENGAGE AF-TIMI 48 transition to open-label anticoagulation, J-ROCKET AF, J-ROCKET AF renal impairment, Lakkireddy D et al, RE-LY, RE-LY Asian subgroup, RE-LY exposure of VKA, ROCKET AF, ROCKET AF cardioversion/ablation, ROCKET AF elderly patients, ROCKET AF major bleeding, ROCKET AF post hoc analysis, ROCKET AF previous stroke/TIA, ROCKET AF renal dysfunction, ROCKET-AF persistent vs. paroxysmal, SPORTIF pooled analysis, SPORTIF V, 新規経口抗凝固薬4剤のwarfarinに対する有効性・安全性
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