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PLATO causes of mortality
結論 ticagrelorはclopidogrelにくらべ,おもに突然死を抑制したことにより,全死亡および心血管死を抑制した。失血死もしくは出血が寄与している死亡は,両群で同程度であった。

目的 PLATOの試験登録後の死亡例について,死因を分析し,出血イベントおよび感染症が死亡に寄与しているか検討した。
デザイン PLATOは無作為割付,二重盲検試験。NCT00391872。
セッティング
期間
対象患者 18,624例。ST上昇型/非ST上昇型急性冠症候群患者。
【除外基準】-
【死亡例と試験登録患者全体の患者背景】年齢中央値は死亡例69歳,試験全体62歳。女性34.4%,28.4%。心血管リスク因子:喫煙27.2%,35.9%。高血圧74.8%,65.4%。脂質異常症43.1%,46.7%。糖尿病37.7%,25.0%。病歴:狭心症53.9%,44.9%。心筋梗塞30.2%,20.5%。うっ血性心不全15.2%,5.6%。PCI 13.4%,13.4%。CABG 9.2%,5.9%。一過性脳虚血発作4.5%,2.7%。非出血性脳卒中8.6%,3.9%。末梢動脈疾患11.8%,6.1%。慢性腎臓病11.0%,4.2%。
治療法 PLATOはticagrelor群(9,333例),clopidogrel群(9,291例)に無作為割付。
追跡完了率
結果

●評価項目
試験登録後,905例が死亡した。
血管死はticagrelor群のほうがclopidogrel群にくらべ多かった。サブカテゴリーでは,突然死はticagrelor群のほうが少なかったが,急性心筋梗塞死,心不全死は両群間に有意差を認めなかった。
血管死:ticagrelor群353例(3.8%)vs. clopidogrel群442例(4.8%),p<0.01。
突然死:63例(0.7%)vs. 98例(1.1%),p<0.01。
急性心筋梗塞死:179例(1.9%)vs. 194例(2.1%),p=0.43。
心不全死:31例(0.3%)vs. 42例(0.5%),p=0.20。

非血管死は両群間に有意差を認めなかった。サブカテゴリーでは,感染症死は同程度であったが,感染症死もしくは感染症が寄与している死亡はticagrelor群のほうが少なかった。失血死もしくは出血が寄与している死亡は両群で同程度であった。
非血管死:ticagrelor群46例(0.5%)vs. clopidogrel群64例(0.7%),p=0.08。
感染症死:19例(0.2%) vs. 26例(0.3%),p=0.30。
感染症死/感染症が寄与している死亡:51例(0.5%)vs 76例(0.8%),HR 0.67,95%CI 0.47-0.95,p<0.05。
失血死/出血が寄与している死亡:42例(0.5%)vs 42例(0.5%),HR 0.99,95%CI 0.65-1.53,p=0.98。

●有害事象

文献: Varenhorst C, et al. Causes of mortality with ticagrelor compared with clopidogrel in acute coronary syndromes. Heart 2014; 100: 1762-9. pubmed
関連トライアル CAPRIE impact of smoking, ONSET/OFFSET, ONSET/OFFSET dyspnea, PLATO, PLATO bleeding complications, PLATO diabetes, PLATO history of stroke, PLATO invasive strategy, PLATO non-invasive management, PLATO patients with NSTE-ACS, PLATO renal function, PLATO sex difference, PLATO stent thrombosis, PLATO total events, PLATO undergoing CABG, TRILOGY ACS elderly patients, TRILOGY ACS secondary analysis , TRITON-TIMI 38, TRITON-TIMI 38 discharge aspirin dose, TRITON-TIMI 38 PCI
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