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van Gogh Studies prophylaxis
結論 血栓塞栓イベント予防のためのidraparinux投与を6ヵ月延長することにより,血栓塞栓症再発予防効果は認められたが,大出血のリスクが増加した。

目的 6ヵ月間の深部静脈血栓塞栓症(DVT),肺血栓塞栓症(PE)の初期治療を終えた患者において,idraparinux投与をさらに6ヵ月延長することの有効性と安全性を評価。有効性の一次エンドポイント:症候性静脈血栓塞栓症の再発(客観的に確認されたPE/DVT),PEによる死亡。安全性の一次エンドポイント:大出血。
デザイン ランダム化,二重盲検,intention-to-treat解析。本試験は van Gogh Studies[N Engl J Med 2007;357:1094-104]参加者,非参加者双方を対象として行われた。
セッティング 多施設(145施設)。22ヵ国(北米,南米,ヨーロッパ,アフリカ,オセアニア)。
期間 スクリーン期間は2003年11月-2005年2月。
対象患者 1215例。6ヵ月間のacenocoumarol/warfarin投与(van Gogh Studies参加者,非参加者双方を含む),またはidraparinux投与(van Gogh Studies参加者)を受けた18歳以上の症候性DVT/PE患者。
【除外基準】初発のDVT/PEのため6ヵ月を超える抗凝固療法継続の適応,他疾患によるビタミンK拮抗薬の適応,クレアチニンクリアランス(CCr)10mL/分未満,重篤な肝疾患,細菌性心内膜炎,出血中または出血高リスク,180/110mmHg超の治療抵抗性高血圧など。
【患者背景】平均年齢はidraparinux群60.2±15.2歳,プラセボ群59.9±15.4歳。
治療法 ランダム化前の治療(idraparinux/ビタミンK拮抗薬)により層別化後,idraparinux群(594例。2.5mg,週1回皮下投与)とプラセボ群(621例)にランダム化。治療は6ヵ月継続(26回投与)。
試験薬の初回投与は,ランダム化前にidraparinux投与を受けていた者は最終投与の6-8日後,ビタミンK拮抗薬投与を受けていた者はINRが3.0以下となってからとした。CCr 30mL/分未満の患者はidraparinuxの用量は1.5mgとした。
追跡完了率 有効性の一次エンドポイントに関する追跡完了率はidraparinux群99.8%,プラセボ群99.7%。
【脱落理由】―
結果

●評価項目
一次エンドポイント発生率はidraparinux群6例(1.0%)で,プラセボ群23例(3.7%)に比し有意に抑制された(オッズ比0.27,95%CI 0.11-0.66,p=0.002)。内訳は,致死的PE 2例 vs 1例,非致死的PE 1例 vs 11例,DVT 3例 vs 11例。なおプラセボ群のうち,ランダム化前にidraparinux投与を受けていた者は,ビタミンK拮抗薬投与を受けていた者に比し,発生率が抑制されたが(0.7% vs 5.9%,p=0.004),idraparinux群では同等であった(1.2% vs 0.9%)。
大出血は11例(1.9%)vs 0例と,idraparinux群で有意に多かった(p<0.001)。うち3例は致死的頭蓋内出血で,すべてランダム化前にidraparinux投与を受けていた者であった。なおidraparinux群のうち,ランダム化前にidraparinux投与を受けていた者は,ビタミンK拮抗薬投与を受けていた者に比し,発生率が多い傾向がみられた(3.1% vs 0.9%,p=0.06)。
全死亡は9例(1.5%)vs 4例(0.6%)。うちPEによる死亡は2例 vs 1例,失血死は3例 vs 0例。

●有害事象
[評価項目]に表記あり。

文献: Buller HR, et al; van Gogh Investigators. Extended prophylaxis of venous thromboembolism with idraparinux. N Engl J Med 2007; 357: 1105-12. pubmed
関連トライアル ADOPT, AMADEUS, AMPLIFY, AMPLIFY-EXT, ARTEMIS, ASPIRE, ATLAS ACS 2-TIMI 51, Botticelli, CALISTO, CASSIOPEA, DRIVE, DURAC, EINSTEIN-DVT and EINSTEIN-Extension, EINSTEIN-PE, ELATE, EQUINOX, FIDO, Hestia Study, Hokusai-VTE, MAGELLAN, Main-LITE, Matisse Study, ODIXa-HIP, OTPE, Palareti G et al, Palla A et al, PREVAIL, PREVENT 2003, PREVENT 2004, RECORD1, RECORD3, RIETE fatal bleeding, SAVE-ONCO, THRIVE, THRIVE III, van Gogh Studies, WARFASA
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