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MOCA Management and Outcomes in the Care of Atrial Fibrillation in Germany
結論 心房細動(AF)患者における脳卒中予防において,ガイドラインと実際の治療にはギャップがみられた。

目的 AF患者に対する最新の抗凝固療法のパターンを評価。
デザイン 観察研究。
セッティング 多施設(45施設)。ドイツ。
期間 実施期間は2003年9月-2004年12月。登録期間は2003年12月-2004年6月。
対象患者 361例。3ヵ月以上の期間,心電図によりAFと診断された18歳以上の患者。
【除外基準】心臓弁疾患,妊娠,他の試験への参加。
【患者背景】平均年齢は70.5±8.6(範囲42-90)歳。
治療法
追跡完了率 追跡完了は3ヵ月321例(89%),6ヵ月305例(85%)。
【脱落理由】―
結果

●評価項目
AF診断後,324例(90%)の患者がビタミンK拮抗薬投与を受け,88%が継続的に使用していた。10%は抗凝固療法としてaspirinを投与されていた。
60歳未満で脳卒中リスクのない患者は過剰に,75歳以上で抗凝固薬禁忌のない患者は過小に,それぞれビタミンK拮抗薬投与を受けていた。
全例における国際標準比(INR)値は,目標範囲内56%,目標範囲超過28%,目標範囲未満が16%であった。
6ヵ月後にガイドライン通りの治療を受けていた者は75例(21%)にすぎず,適切なビタミンK拮抗薬投与を受けていた者は181例(50%)(うちINR目標範囲未記入は149例[41%],INR目標範囲不適切は32例[9%])。不適切なビタミンK拮抗薬投与を受けていた者は105例(29%)であった。毎月のINR測定実施率は,ビタミンK拮抗薬を投与されているうちの71%であった。
9ヵ月の観察期間中,脳卒中の発症は6例(1.7%,年率2.2%),また一過性脳虚血発作が1例(0.3%)にみられた。
出血は70例(19%)に観察されたが,歯肉および鼻出血が最も多く59例(16%),次に消化管出血7例(2%),関節内出血4例(1%)であった。

●有害事象

文献: McBride D, et al. Anticoagulation treatment for the reduction of stroke in atrial fibrillation: a cohort study to examine the gap between guidelines and routine medical practice. J Thromb Thrombolysis 2007; 24: 65-72. pubmed
関連トライアル ACTION, ACTIVE W paroxysmal vs sustained, ISAM, J-RHYTHM Registry anticoagulation, NABOR, Ostermayer SH et al, Poli D et al, PROTECT AF
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