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AFFIRM on-treatment analysis
結論 AFFIRM試験において,warfarin治療は生存率を改善した。洞調律であることは死亡率の抑制に関連していたが,抗不整脈薬の投与は関連がみられず,リズムコントロール(洞調律維持治療)ではベネフィットが有害事象により相殺されていることが示唆された。

目的 脳卒中リスクを有するAF患者におけるレートコントロール(心拍数維持治療)とリズムコントロールの有効性を比較したAFFIRM試験において,心調律,薬物治療の経時的変化と,一次エンドポイント(生存)との関係を検討。
デザイン 本論文はAFFIRM試験(N Engl J Med 2002; 347: 1825-33)のon-treatment解析で,レトロスペクティブ,非ランダム化。
セッティング
期間 ランダム化期間は4年以上,終了は1999年10月31日。追跡終了は2001年10月31日。平均追跡期間は3.5年(最長6年)。
対象患者 AFFIRM試験の対象患者4060例(65歳以上,または65歳未満で脳卒中/死亡のリスク[高血圧,糖尿病,うっ血性心不全,脳卒中の既往,一過性脳虚血発作の既往,全身性血栓症,左心房径≧50mm,LVEF<0.40,左心房短縮率<25%]を1つ以上有するAF患者)のうちの2796例。
【除外基準】―
治療法 リズムコントロール群(洞調律維持のため電気的除細動と抗不整脈薬による治療を実施。洞調律を4週間以上[好ましいのは12週間]維持した場合warfarinは中止,ただし抗不整脈薬は継続)と,レートコントロール群(心室応答がコントロールされている間は心房細動の持続を許容。全期間において抗凝固療法を継続)にランダム化。
追跡完了率
【脱落理由】―
結果

●評価項目
6つの時間依存性共変量(洞調律,warfarin,digoxin,β遮断薬,Ca拮抗薬,リズムコントロール薬各投与)を用いたコックス比例ハザードモデルによると,洞調律(ハザード比[HR]0.53,95%CI 0.39-0.72,p<0.0001),warfarin投与(HR0.50,95%CI 0.37-0.69,p<0.0001)が死亡リスクの抑制に関連していた。
また,この手法により補正を加えた場合,レートコントロール薬のうちdigoxin投与(HR1.42,95%CI 1.09-1.86,p=0.0007)と,リズムコントロール薬(amiodarone, disopyramide, flecainide, moricizine, procainamide, propafenone, quinidine)投与(HR1.49,95%CI 1.11-2.01,p=0.0005)と死亡率上昇との関連がみられた。

●有害事象

文献: Corley SD, et al; AFFIRM Investigators. Relationships between sinus rhythm, treatment, and survival in the Atrial Fibrillation Follow-Up Investigation of Rhythm Management (AFFIRM) Study. Circulation 2004; 109: 1509-13. pubmed
関連トライアル AFFIRM subgroup analysis, PROTECT AF, SCAF mortality
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