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AFFIRM subgroup analysis
結論 AFFIRM試験において,治療法の違い(レートコントロール vs リズムコントロール)による脳卒中発生率の差は認められなかった。心房細動(AF)の既往があり,脳卒中または死亡の高リスクを有する患者において,AFの存在は脳卒中リスクを増加させ,warfarin治療はリスクを低下させた。

目的 脳卒中リスクを有するAF患者におけるレートコントロールとリズムコントロールの有効性を比較したAFFIRM試験において,脳卒中の発症率と特徴を検討。
デザイン ランダム化,intention-to-treat解析。本論文はAFFIRM試験(N Engl J Med 2002; 347: 1825-33)のサブ解析。
セッティング 多施設(213施設)。米国,カナダ。
期間 平均追跡期間は3.5(2-6)年。
対象患者 4060例。脳卒中の高リスクを有するAF患者。
【除外基準】―
【患者背景】平均年齢はレートコントロール群69.8±8.9歳,リズムコントロール群69.7±9.0歳。
治療法 レートコントロール群(2027例。全期間において抗凝固療法を継続)とリズムコントロール群(2033例。洞調律を4週間以上[好ましいのは12週間]維持した場合warfarinは中止,ただし抗不整脈薬は継続)にランダム化。
追跡完了率
【脱落理由】―
結果

●評価項目
脳卒中の発症は211例(8.2%)で,両群に有意差は認めなかった(レートコントロール群105例 vs リズムコントロール群106例,p=0.93)。脳梗塞は157例(6.3%)(77例 vs 80例,p=0.79),実質内出血は34例(1.2%),硬膜下またはくも膜下出血は24例(0.8%)であった。
脳梗塞のうち病型が判明した71例の内訳は,心内塞栓性35例,アテローム塞栓性12例,ラクナ梗塞19例,その他5例。
AFの存在は脳卒中のリスクを60%高め(ハザード比1.60[95%CI 1.11-2.30],p=0.01),warfarin治療はリスクを69%低下させた(ハザード比0.31[95%CI 0.21-0.46],p<0.001)

●有害事象

文献: Sherman DG, et al., National Heart, Lung, and Blood Institute AFFIRM Investigators. Occurrence and characteristics of stroke events in the Atrial Fibrillation Follow-up Investigation of Sinus Rhythm Management (AFFIRM) study. Arch Intern Med 2005; 165: 1185-91. pubmed
関連トライアル ACTIVE W paroxysmal vs sustained, AFFIRM on-treatment analysis, Avgil Tsadok M et al, NABOR, Poli D et al, PROTECT AF, SPAF I-III 2000, SPORTIF INR control, SPORTIF risk of bleeding
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