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Feldstein AC et al Reducing warfarin medication interactions: an interrupted time series evaluation
結論 warfarin/相互作用薬の同時処方に対する警告システムは,相互作用薬同時処方率をわずかに低下させた。

目的 コンピュータによる薬剤処方サポートシステムを有する電子カルテ(EMR)を使用している健康保険維持機構(HMO,米国の民間医療保険組織の1つ)のクリニックにおいて,warfarinと,warfarinと相互作用を起こす薬剤の同時処方に対するEMR 警告の効果を評価。40分間の教育プログラム(academic detailing)を付加することによる効果についても評価する。一次エンドポイント:相互作用薬同時処方率(warfarin使用者1万人における1ヵ月間のwarfarin/相互作用薬の同時処方数)。
デザイン ランダム化,中断時系列デザイン,単盲検(評価者),intention-to-treat解析。
セッティング 多施設(15施設)。米国。
期間 ベースライン期間は2000年1月-2002年11月。治療期間は2002年12月-2003年3月(警告は2003年4月-2004年8月まで有効)。
対象患者 9910例。HMOの抗凝固クリニックにてwarfarinを投与されている患者。
【除外基準】表記なし。
【患者背景】平均年齢はEMR 警告群70.2±13.6 歳,EMR警告+academic detailing群70.6±13.2 歳。
治療法 EMR 警告群(5044例。warfarinと5種類の相互作用薬[acetaminophen,非ステロイド性抗炎症薬,fluconazole,metronidazole,sulfamethoxazole]を同時処方するとコンピュータにより警告が発せられる群)と,EMR警告+academic detailing群(4866例。上記の警告に加え,医療者に対し薬物相互作用や警告に関する40分間の教育プログラムを実施する群)にランダム化。
追跡完了率 表記なし。
結果

●評価項目
警告システム作動後,同時処方率は最初の1ヵ月で329.7/1万人減少した(p=0.002)。これは主にwarfarin/acetaminophen併用に対する警告によるものであった。
警告なしの場合,12ヵ月後の同時処方数は警告前の3294.0/月と推定されたが,警告後は2804.2/月に低下した(絶対差489.8/月[95%CI-664.9--314.7],相対差14.9%[95%CI-19.5%--10.2%])。
academic detailingによる効果の増強は認められなかった。

●有害事象
表記なし。

文献: Feldstein AC, et al. Reducing warfarin medication interactions: an interrupted time series evaluation. Arch Intern Med 2006; 166: 1009-15. pubmed
関連トライアル Crowther MA et al
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